ごきげんよう、えぞしまです。

今回はこちらをご紹介します。

内容紹介

少女17歳。片想い相手は冴えないおじさん 

橘あきら。17歳。高校2年生。 
感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。
その相手はバイト先のファミレス店長。 

ちょっと寝ぐせがついてて、 
たまにチャックが開いてて、 
後頭部には10円ハゲのある 
そんな冴えないおじさん。 

海辺の街を舞台に 
青春の交差点で立ち止まったままの彼女と 
人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす 
小さな恋のものがたり。 


映画にもなりました!



女子高生が中年おじさんに恋するなんてありえないよ!と思うのだけど、思春期の女の子が年上の男性にお熱をあげるってことはないこともないです。
恋愛なのか、頼りにしているのか、一緒にいて楽しいのか、それとも安らぐのか、理由はわからないけど。
年上の男性ってだけで、なんだか惹かれてしまうんですよね。


特に、あきらは父親と離れて生活しています。
離婚したのか単に別居なのか、よくわからないんですが、仲は悪くないものの作中では印象を薄くするような描写がされています。
娘にはたまにしか会えないわけだから、父親もピシッとするでしょう。
あきらの中には、「世の中のおじさんって、こんなもんか」みたいなのがないんです。


普通は、女子高生はおじさんなんかに恋しません。それが現実。
なので、店長は内心嬉しいけど全然本気にしません。


あきらとしては真剣なわけだから、まさにどしゃ降りの雨、もしくはぐずぐずとした空、じめじめとスッキリしない空気のような展開が続きます。


同じファミレスで働く加瀬には、「君と店長はうまくいかない」とハッキリ言われ、ムッとするあきら。
でも、私もあきらにそう言うと思う。

まともな成人男性なら、女子高生なんて相手にしませんからね。
お熱をあげられても取り合わない。
店長も、あきらのことが好きだったと思いますが、本気にはならない。



そもそも、あきらが恋愛に夢中になっているのは心に空いた穴を埋めるためだったように思います。
だから、あのラストは良かった。


店長が、あきらのモヤモヤした気持ちを整理できるようにアドバイスしていった結果なのかもしれません。
最後まで大人だった。


最後はとても晴れやか、それこそ雨上がりのような気分になれます。
完結してますので、思い切って大人買いして、あきらのスッキリした気持ちを感じてください。