「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく―。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。

ごきげんよう、えぞしまです。



ブログを始めて早1ヶ月…。
文章を書くのは楽しいですが、時にうまく言葉にできずもどかしいこともあります。


今回ご紹介するのは、
まさに文章で飯を食う人たち。
文筆で生きていこうとする人々の話です。



主人公の加代子は、小説家としてデビューしたのに、デビューした瞬間からなにかとケチがつく。トラブル続きです。

しかし、持ち前の知恵とユーモアで切り抜けようとします。
その野心、並大抵のものではない。

ありふれた言い方だけど、ドロドロしていて決して華やかではない文壇の世界。
その世界を泳ごうとする姿は、必死なのだけど少し笑える。見ていて暗くならないんです。
うまくコメディタッチにまとめたのは、さすが柚木先生!と言ったところ笑
作家として走り始めた苦悩や、他の作家への嫉妬、自分ではどうしようもない権力の動き……とにかく困難続きだけど、読み疲れません。


まさに柚木先生が、作家として感じている本音をボンボン爆発させた感じ!
本人は辛いんでしょうけど、同情を引くような書き方ではありません。きちんと昇華しています。


加代子のパワーにつられて、サクサクと読める一冊です。