ごきげんよう、えぞしまです。



2020年、最初の映画として、
『ダウントン・アビー』を見てきました。

この先、映画の内容について書いてありますので、
その点ご了承ください。











ダウントン・アビーは、もともとはTVドラマ。
英国のお屋敷ダウントン・アビーで暮らす一家と、その使用人たちの、
様々な人間ドラマを描く見ごたえのあるドラマでした。
決して、お貴族様キラキラ物語ではないのです(ここがポイント)。


ドロドロしてそう!と食わず嫌いしないでほしい。

もちろん嫉妬や意地悪、すれ違いもありますが、
それ以上に成長や変化を見せてくれるドラマなので。


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さて、ドラマでは人間模様を丹念に描いていましたが、
今回は映画ということで気合が入っています。

ダウントン・アビーは決して、
お貴族様キラキラ物語ではないのですが、
今回は国王陛下のダウントン・アビーご訪問ということで、
お茶会!晩餐会!舞踏会!!!と、
これでもかこれでもかとラグジュアリー。
劇場の画面に映えますね~。


しかし、
登場人物の思惑の交錯は健在。
そう、ダウントニアンが求めていたものがすべて、
ここに凝縮されているといって過言ではない。
そんな映画に仕上がっていました。

ダウントニアンって、やっぱり晩餐会とかダンスとか、
そういうの求めているよね?
そして、バイオレットお祖母様の英国流の会話とかさ。

でもそれだけじゃ浅いから、
人間ドラマもほしい。

そんな欲張りなダウントニアンを満足させる出来栄えだったと思います。



なんでこんなに盛り沢山なのか。
それはやっぱり、ダウントン・アビーとダウントニアンへの、
永遠という願いを込めたレクイエムだから。


時代に合わせて、人間の生活は変化していく。
いくら英国の貴族でも、それは避けられない。
メアリーだって、いつまでもこんな暮らしが続くとは思っていないし、
子どもたちがこういう生活を続けられるなんて信じていない。

ダウントン・アビーはやがて宿泊施設や公的施設になるのか。
それでも、きっと永遠にそこにあり、
クローリー一家がこの家を守っていくだろう。

最後のセリフは、祝詞のようでもありましたね。


ダウントン・アビーを最高の形で終わらせるための、
素晴らしい映画だったと思いますね。



あとは気になったことをメモ。


やりがいの正体

実は、NHKで『執事が見たイギリス王室』というドキュメンタリーを拝見しまして。





これはダウントニアンは見てほしい。


このドキュメンタリーで、
「英国王室で働くのは大変だけど、でもやりがいがあるから」
と語っていて、
「おいおいやりがい搾取じゃないの~?」
とひねくれている私は感じていたのですが、
映画『ダウントン・アビー』を見てその真意がわかりました。


英国王室で働いていると、

信用絶大!

そして、

めちゃくちゃ威張れる!!!!!



貴族のお屋敷というのは、
生活空間でもありますが、いわゆるひとつの会社でもあります。

自分の会社の中に、よその会社の人がドカドカやってきて、
自分たちのやり方で、我が物顔で仕事している。
自分たちにはぜんぜんやらせてくれない…となったら、
やってられないですよね。

でも、英国王室の使用人は、
超越的存在なんですね。

そりゃロイヤルファミリーには頭を下げますが、
ダウントン・アビーの使用人にはそんなことしません。

そして、自分の腕に絶対の自信を持っている。
英国王室で働くことが誇り(ときには傲慢)になっている。

単にやりがい搾取にはなっていないようで、安心しましたが、
これって健全なのかなぁ…という別の心配が湧いてきました。
みんなも気をつけよう。



トーマスが少女漫画と化す

これも上記のドキュメンタリーで知ったことですが、
英国王室や貴族のお屋敷というのは、
同性愛者が多く勤めていたそうです。

かつて、英国では同性愛は違法でした。
というか、「同性愛」という言葉すら一般的じゃなかったみたい。
パットモアさんが、トーマスのことを「迷える子羊なんだよ」と、
言っていましたからね。

しかし、王室やお屋敷は、
同性愛者でも安心して働ける職場でした。
結婚してやめるということがなく、
生涯独身で主人に忠誠を尽くして働いてくれるからです。
(なんかそれもひどい話だけど)


だからトーマスはお屋敷で働いているんだね~と納得。


そんなトーマスに新しい出会いが!
それが英国王室の使用人エリス。

たまたまパブで知り合った男に連れられ、
同性愛者の集まるお店を知ったトーマス。
当たり前のように愛をささやき、嫉妬し、拗ねる。
初めての空間に大はしゃぎですが、
警察の取締にあい、捕まってしまいます。


そこにエリスが王室使用人の立場を利用し、
トーマスを釈放させます。
「次からは慎重にな」と自身の唇に触れたあと、
そっとトーマスの唇に触れます。

このエリスがめちゃくちゃカッコいい!
トーマスも目がハートになってます笑


意地悪キャラでありながら、
自分のアイデンティティに悩むトーマス。
彼もダウントニアンの心配のタネの一つでしたが、
ようやく素敵な「親友」ができました。

ここで容易に女性とくっつけなかったところがいいんだよね。
ダウントニアンの中には保守的な人もいるから、
「トーマスが女性と結婚するのが幸せ」と勘違いしていることも、
あると思うから。

トーマスが「将来は変わっているのかなぁ」と言ったとき、
エリスは「50年前、人間が空を飛ぶなんてわからなかっただろ?」
と答えるんですが、
このシーンは私がこの映画の中で最も好きなところです。



トムは未来へ進む

使用人でありながら、貴族の娘と結婚。
今はクローリー一家の一員となりながらも、
共和主義者でもあるトム。

自分が何者なのか、という問いに、
トムは常に向き合ってきました。

「共和主義者のアイルランド人だけど、
クローリー一家が好きだし、僕の家族だから」

ということで、一応の決着を見たようです。


そんなトムも、いよいよ未来に駒を進めるときがやってきたようです。


シビルのことを忘れるような奴じゃありませんが、
かといってずっと引きずっているのも良くない。

トムの人生はまだまだ長いから。

バルコニーでのダンスシーン、すごくよかったな。
幸せになれよッ……!!!






と、こんな感じかなぁ。


あ、バイオレットお祖母様の名言は今回もすごいです。

明日天気になるよう神に祈ってほしいと言われれば、
「ええ、伝えておくわ」と答えるし、
勝負に負けたんじゃないかと言われれば、
「審判はわたくしよ!」と答える。

最後、持病が発覚しもう長くないことが判明しますが、
わたし、バイオレット様は結構長生きするんじゃないかと思うね。
「もう長くないし~」と言いつつピンピンしてそう。
むしろ都合が悪くなると「死ぬ死ぬ」って言ってごまかして、
これまでより余計手強くなってるよ。

もうダウントン・アビーはお腹いっぱいなんですが、
スピンオフでバイオレットお祖母様語録は見たいな笑




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ダウントン・アビーのみんなに会いに行きましょう。




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