ごきげんよう、えぞしまです。


みなさん、
夏の読書計画は順調ですか???

私も1冊読み終わったので、
さっそく記事を書きます。



まことの華姫 (角川文庫)
畠中 恵
KADOKAWA
2019-06-14





ちなみに、
角川文庫の読書計画はこちらです。






江戸の両国の見世物小屋。
そこら一帯を取り仕切るのは山越親分。
その娘お夏は、今両国で人気の人形遣いがお気に入り。
外見と愛想はいいのに口の悪い姫様人形・お華と、
その華姫を操るヘタレ人形遣い月草。
まるで生きているかのように人形を操り、
話芸を繰り広げます。


そんなお華には、
「まことの華姫」という二つ名がついていました。
というのも、
華姫(というか月草?)は、真実を語ると言われているから。


嘘か真かわからぬけれど、
心の中に悩みを抱えている人が、
真実を求めてお華のもとへやってきます。


そんな人達を、
「八卦見じゃないから」と軽くあしらうお華。
しかしその裏には、
類まれなる観察力と推理力を持つ、月草がいます。


一見おかしな取り合わせだけれど、
巧みな話術でお江戸の事件を解き明かしていきます。


「まことを語る」というけれど、
「まことが幸せにする」わけじゃない…。


その覚悟を持ってでも、
人はお華にすがります。


江戸の庶民たちの悲喜こもごもを、
人形遣いと人形が語ります。



要は、腹話術。
月草は、自分が言いにくいことを、
華姫に言わせています。
華姫はきれいだし、人形なので、
多少口が悪くても大丈夫。
とてもいいコンビです。


ミステリとしてもクオリティが高くて、
といっても詳しいことは言えないんだけど、
単純な謎解きになっていないところがいいですね。

江戸時代の話はさ、
人情味がなくっちゃ、つまんないよ。