ごきげんよう、ダイバーシティガールを目指しているえぞしまです。



先日、
キリスト教の基本を知る本をご紹介しましたが、
今回はイスラム教にまつわるマンガをご紹介。
2018年12月20日、めでたく第4巻をもって完結しました。
みんなもこれを読んでダイバーシティ人材を目指そうぜ!!!!!




日本人の女の子、サトコ。
アメリカで留学する彼女のルームメイトは…ムスリマ(イスラム教徒の女性)だった!
サトコとナダの、ルームシェアリング生活が始まる…というあらすじ。




ナダも、相手を試しているのか、
初対面のサトコにニカブ(目元だけ出ているムスリマ用の黒いベール)を着用してご対面。


そりゃ、
びっくりよね〜。


イスラム教の女性と言えば、
あの黒い被り物や髪の毛を隠すスカーフですが、
時には女性抑圧のシンボルとされることもあります。


「いつもあの被り物をしなくちゃいけないの?」
「自由な服を着れないなんて」
「肌を露出しちゃ、いけないわけ?」


「「「かわいそうだよね……」」」




実は、
この「被り物」、「必ず着用しなさい」とはコーランには書いてないんです。

ただ、「首と髪を隠した方がいいよ〜」という記載があるだけ。


この一文をあらゆる地域、民族の人たちが解釈して、
それぞれのムスリマたちの装束が出来上がったのです。


その証拠に、
同じイスラム教でもかなり雰囲気が違います。

砂漠の女性たちは目元だけ出る黒いベール。
あるいは、顔すらも覆う服装。
かと思えば顔は出している。
さらに、ヒジャブというカラフルな布の被り物もある。
中央アジアにもイスラム教徒の人たちはたくさんいますが、
これまた違う雰囲気。


そう、
わたしたちが時に抑圧のシンボルだと捉えていた被り物は、
実は人々の文化やアイデンティティが詰まっているのです。


それを、「かわいそう」の箱に押し込むのは、
ちょっと視野が狭いんじゃないですか???


私たちも、
着物や浴衣を「抑圧のシンボルだ!」と言われたら、
戸惑ってしまうでしょう。


作中でムスリマの女の子ナダは、
「ニカブを着ているとね、無敵の気分よ」
と言います。


この世は見た目で差別されてしまう。
美しい人が得をする世界。
そういったことから、ニカブは守ってくれる。


もちろん、被り物なんか着たくない人もいるでしょう。
肌を出したい人もいる。
ナダも「(服装を)選べたらいいのに」と言っています。


国によっては、
ちゃんと被り物をしていない女性に、
硫酸をかけた事件も起きています。


「恐ろしい…イスラム教はやっぱり怖いよね」




え?????


本当に??????????





日本だって、
暴力を振るわれた女性に、
「そんな服装しているからだ」
「色目を使ったんだ」
と言ったりして、
被害者であるにも関わらず責める傾向がありますね。


イスラム教は怖い?
本当に??????


イスラム教の国では、
女性は肌を出せません。
水着を着た女の子のグラビアなんかもってのほか。


これに対し、
日本はそういうのがコンビニでも簡単に手に入ります。
街を歩けば、
家にいてもテレビを見れば、
実在の人間でもイラストでも、
肌を露出した女の子たちが溢れています。



イスラム教は怖い?
本当に??????



イスラム教原理主義者の人たちは、
人の集まる場所を狙って「騒ぎ」を起こします。
何人もの血が流れ、涙で濡れていく。


これに対し、
日本は長らく「治安の良い国」としてやってきましたが、
それは「成人」した「日本人」の「男性」にとっては、という意味だと、
最近になってようやくわかってきました。



イスラム教は怖い?
本当に??????


本当に怖いのは、
果たしてどっち……?????





もちろん、
イスラム風のアプローチが正解とは、
私も思いません。

「砂漠で生きていくには女性はあまりにも弱い。だからみんなで守ろう!」
という趣旨はわかります。


なので、
男性から乱暴されないように布でつつむとか、
働けない未亡人のセーフティーネットになるように、一夫多妻を採用している。
子育てや家事で忙しいときは、
モスクに来ないでも家でお祈りしてもよいことにする。

女性を守るためのあらゆる仕組みが、
イスラム世界には用意されています。




いやいや、
そうじゃなくてさ!!!!!


女性が1人でも生きていけるように、
社会を変えていこうよ!!!!!


将来働けるように教育を受けさせる、
ちゃんと働いて給与が出る、
出産や育児をしても生活できる、
不当な取り扱いを受けない…。



イスラム教が誕生したころは、
家電もないしスマホもインターネットもないし、
「とにかく女性を守ろう!」というスタンスをとるのが最適だったろうと思います。


果たして今は?
私たちは、ものすごいテクノロジーに囲まれている。
今まで我慢してきたものを、解決できるテクノロジーがどんどん出てきている。



果たして、
日本は本当にイスラム教より寛容な国なんでしょうか?



豚肉もアルコールもOKだから寛容?
宗教をネタにしてテロなんかしないから寛容?
こんなに女に甘い国はない、だから寛容?????



それは、ようございますね。