ごきげんよう、えぞしまです。


寒くなってくると、
ミルクティーを飲みながら読書!というのが、
最高の贅沢になりますね。


ミルクティーとビスケットをお供にして、
楽しみたい一冊がこちらです。




イギリスといえば、階級社会だというので有名です。

いわゆる、
上流階級、中産階級、労働者階級。


著者は、
イギリスでハウスキーパーとして、
これらの階級を飛び越えて観察し、
そのパワフルなエネルギーで、
イギリス人のおかしさをバッサリ!斬っていきます。


これが、
文面から伝わるんですよ、
この人の気迫みたいなのが。


怒れるおばちゃんって、
独特の気迫みたいなのがありますよね。


それが、
文面から伝わるんですよ。

あ、こりゃ本当に、
頭にきているな、と。



確かに、
イギリス人は日本人からするとぼんやりしてて、
きめ細やかな対応ってのができないらしい。

日本人の過剰すぎるサービスも、
最近は辟易しちゃうけど、
やっぱり日本人ってサービスがいいのかな〜と、つい思ってしまいます。


いやいや、
このおばちゃん、
ちゃんと日本も斬ってます。


単純な、
「英国批判&日本すごい本」ではありません。



英国への批判で最も辛辣なのは、
サッチャー政権へのものでしょうか。


英国仕込みの皮肉もたっぷりと、
イギリスの生活が悪くなったことを、
恨み100パーセントで書いています。


相当に苦労したんでしょう。
遠く離れた異国にやってきて、
役所はみんな待たされる。
日本人と見るや否やカモられる。


その怒りがパワフルで、
なんだかこっちも体が暖まってきます。


単なる愚痴にならずに、
妙に爽快な怒りになっているのが、
この本の魅力。



そうそう、
魅力といえば、
著者が勤めていたリドリー・スコット監督のご母堂!

これが、著者に負けじと強烈なの。


ワガママ言い放題、皮肉もたっぷり。
典型的なツンデレ!
なんやかんや言って、
著者のことが好きで頼りにしているけれど、
一緒にいたら「くたばれ!」と、
言いたくなるようなお方です。


リドリースコット監督のファンは、
高尾慶子さんのエッセイはぜひご一読を。




イギリス人は、
過去の大英帝国時代の栄光にすがりつき、
日本なんか未開の途上国だと思っている。

大企業や金融界、そしてなによりお金儲けができればいい。
役に立たない(つまりお金にならないというだけ)ものは、予算を削る。

その結果がどうなったのか。
日本も人ごとではありません。


日本もかつては、
社員を家族のように大切にして、
食堂でエグゼクティブも社員も一緒になって、
同じ釜の飯を食う、なんてこともあったようです。


それが今や、
英国のようにハイテク先進国だと過去の栄光にすがりつき、
中国や韓国、東南アジアを未開の途上国だと思っている…。


イギリス人はおかしい!
けれど、日本人もおかしい!!!!!


おかしいのはお互い。


お互いにいいところを見つけて、
取り入れていきましょうよ。