ごきげんよう、えぞしまです。




今回はえぞしまが衝撃を受け、
そしてその後の人生に少なからず影響を与えた1冊を紹介します。





当時のえぞしまは悩んでいました。





自分はどんな本を読みつづけていけばいいのか。






漫画やアニメは好きですが、オタクと言うほどではありませんでした。
カップリング妄想や二次創作、
キャラクターのグッズ集めも全然魅力に感じませんでした。
だから、ライトノベルも早々に物足りなくなってしまったんです。


もともと映画はあまり見ていませんでした。
たまに映画館に行きますが、足繁く通うようになるのはもっと後のこと。
それこそこの本を読んだのがきっかけです。




「どんな本を読んでいるの?」

「いま、面白い本ってどれ?」

「こういうときにおすすめの本は何?」



読書を嗜むものならば、必ず直面する質問たち。

こういうときに、
センスが良くて、それでいて本当にオススメしたくなるほど良い本を、
さらりと紹介できるようになるためには、
どうしたらいいのか。

そして、
自分自身どんな本を読んでいけばいいのか、
よくわからなくなっていました。




そんな中、
ぶらりと訪れた地元の図書館で、
たまたま見つけた1冊がこれなのです。

何が気になったのか、
今となってはわからないけれど、
本が私を呼んだのかもしれない。

私はその本を借りて、さっそく読み始めました。



もうね、
衝撃でした。



オタクとは違うし、ギャル系でもないし、
ゆるふわOLでもバリキャリOLでもないし、
自分のカテゴライズに悩むえぞしまにとって、
「乙女カルチャー」は福音でした(おおげさ?)。



これだったんですよ!
私がもとめていた文化は!!!!!!!



少女趣味よりはもっと大人で、
(もちろん少女趣味も大好きなんだけど)

ガーリィというよりはもう少し落ち着いていて、
(ガーリィも捨てがたいんだけど)

クラシカルで繊細、しかし垢抜けた印象もあるという…。



膨大な量の本、映画、音楽。
それらが次々と紹介されます。


その語り口もなんだがお洒落で、
まるでファッションマガジンを読んでいるかのようです。

実際、著者の山崎まどかさんは、
中学生の頃から(!)文筆活動をされていて、
その後も様々なメディアでご活躍されているのです。

人に何かを教えるときに、
ちょっと得意げになって話すと言うよりは、
本当に面白かったのでその本の良さを、
ありったけの知識量で紹介してくる感じです。


受け取る側としては「うおお」となりますし、
いけ好かないと感じる人もいるかもしれないけれど、
私にとっては読みたい本や観てみたい映画が次々と出てきて、
まるで文化のカタログショッピングのようでした。



私は、
この本で紹介されている本を必死でメモしました。

映画も、この本をきっかけに観るようになりました。
映画館にも、それもミニシアターに臆することなく通うようになりました。

音楽はあまり聞かないんだけど、
(どうも音が苦手で神経がすり減るので)
YoutubeやレンタルCDを駆使して聞いてみたりね。


そして、
無事返却期限内に、この本を図書館に返却しました。




おしゃれリーダーはキャサリン・ヘップバーンや幸田文。
サガンやゴダール、ゼルダ・フィッツジェラルド。

お酒が飲めないので、嗜好品は紅茶と推理小説。

古本屋さんでずっと探していた本を見つけたら、
古くて素敵な喫茶店でさっそく読み始める。



…どうですか?
こんな雰囲気にグッと来たなら、
読んで間違いなし。



乙女がこよなく愛する、
東京のおやつが紹介されているのもよかった。

当時、北海道の片田舎に住んでいたので、
東京の一般的なガイドブックにはない、
まさに「乙女」がいくべきスポットやお土産を知れるのは、
本当に嬉しかったし憧れたんです。

そんな東京の乙女が、
六花亭のホワイトチョコレートを気に入っているというのは、
なんだか意外だったけど、よかったな~。



というわけで、
私はこの本に思い出がいっぱいあって、
結局購入して自分の蔵書にも加えたわけだけど、


この本をいつ読んでも、
こんなふうに自分の好きな本について語れたらいいなと、
いつも思っている次第です。




山崎まどか先生の読書遍歴について、
より詳しいのがこちらです。

かつて先生が運営していた伝説のサイト、
Romantic au go! go!のアーカイブが収録されています。


これが、「読書と向き合う」ってことなのか!『優雅な読書が最高の復讐である』