ごきげんよう、えぞしまです。




この記事は、
よきインフォプロを目指す検定試験、
検索技術者検定の試験勉強に役立つ内容と
なっております。



えぞしまが「何これ?」と思ったことを、
テーマにして書いていきます。

皆さまの勉強にお役立てください。




今回は、
意匠権と商標権をとりあげます。


特許調査は必ず出る問題なので、
一緒に勉強していきましょう〜!





意匠権って何だ?

意匠法 2条1項
意匠とは、物品(物品の部分を含む。第8条を除き、以下同じ。)の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう。

意匠権は、おもに工業製品のデザインを保護するものです。

モノであることが大事なので、
噴水から出た水だとか、
花火のような光だとか、
形や実態がないのは意匠権の対象外です。


あと、雰囲気がオシャピーなものである必要はなくて、
工具や土木設備なんかでも意匠権は取得できます。


ただし、
工業製品が対象ということで、
同じものをたくさん作れるということが前提です。


いくらいいデザインでも、
絵画や彫刻のようなアート作品は一点もの。
こういうのは著作物ではありますが、
意匠権の対象外です。


あと、
自然にあるもの、
例えば草や木、花や石…
みたいなのも対象外です。
人が作ったものじゃないとね。


意匠権は自動でゲットできるわけじゃなくて、
ちゃんと意匠登録出願をしないと認められません。

ちと面倒くさいですが、
出願が通れば、他の人に簡単にマネされることもなくなります。



商標権って何だ?

商標法 第2条1項
商標とは、人の知覚によって認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合、音その他政令で定めるものをいう。


商標権は、商品やサービスのイメージとなる「目印」が対象。

ブランドのロゴやマーク、
CMで流れる企業コールなど。

こういった目印を、

商品に使うと、
「トレードマーク(TradeMark)」となり、

サービスに使えば、
「サービスマーク(ServiceMark)」となります。


企業のロゴというのは、
その企業の価値やブランド力を決定づけるものです。
したがって、これも他の人にマネされると困ってしまう。


そこで、
商標権を保護する制度があるのです。

これも出願しないとゲットできません。


意匠権と商標権ってカブってない?

実は、
同じものに対して、
意匠権と商標権両方で保護する、ということもあります。


ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダース人形や、
不二家のペコちゃん人形は、
お店のブランドをわかりやすくする目印(つまり商標)です。


そして、
それらの人形をたくさん作って売ることもできます。
そうなると、工業製品(つまり意匠権)となります。


カーネル・サンダース人形やペコちゃん人形のように、
同じ人が出願していれば何も問題ないですが…
もし別の人がそれぞれ権利を持っていたら、
かなりややこしいことになります。


そういうときは、
出願日の早い方が優先となります。
法律の世界は、早い者勝ち!


ちなみに、
意匠権と著作権がかぶってくることもあります。

その時は、意匠権がそもそも認められないので、
著作権者から「使っていいですよ」と、
利用許諾を得る必要があります。
(意匠法 第26条)



意匠調査と商標調査、どうやるの?

意匠や商標を調べたいときは、

特許の検索でおなじみJ-PlatPatや、

画像意匠公報検索支援ツール(Graphic Image Park)を、

使うと良いでしょう。


J-PlatPatは、知財情報を検索・閲覧できる無料のデータベースで、
意匠・商標も調べることができます。

キーワードで検索することもできますし、
日本意匠分類がわかれば、それを使って意匠公報を検索できます。




画像意匠公報検索支援ツール(Graphic Image Park)は、
画像の意匠を検索するのにぴったり!

調べたい画像をドラッグ&ドロップするだけで、
簡単に検索できちゃいます!
もちろん無料で使えます!!!



海外の商標を調べたいときは、

統合型海外庁商標データベース「GlobalBrand Database」や
TMview」が便利です。


アメリカの商標なら、「TESS」というのもあります。



もっと詳しく知りたいあなたへ…


『情報の科学と技術』 68巻(2018)2号
↑J-Stageにとびます


特許用語集@あいぎ特許事務所の特許用語・知的財産用語辞典
↑説明が堅苦しくなくていいですね。




この記事は、
検索技術者検定を受ける人向けに書いていますが、
意匠権や商標権は、
自力である程度調べられるようになったほうがよいでしょう。


サーチャーでなくても、
意匠権や商標権について調べる羽目になる…というのは、
社会人なら起こりうる事態です。



会社の製品、ロゴなど、
ある程度決めた後に、
「既に使われてた!」
なんてことになったら、
全部やり直しになってしまいます。


ミーティングのときに、
「このロゴは似たようなのが既にあるな…」
「これは大丈夫そう?」
というのが、
リアルタイムで調べられるとスムーズになりますよね。



事前にやり直しに気づいたならまだいい方です。

製品やロゴをリリースしたあとに、
本当の権利者から

「侵害しないでもらえる???💢」

と警告が来たら……!!!


はわわわわ。
すったもんだになるのは目に見えています。



いざという時は、
意匠や商標の調査を、
プロに依頼するのもアリです。


意匠権や商標権については、
特許事務所に相談しましょう。
海外展開するならなおのこと、
専門家の意見を聞きましょう。


調査費用や出願費用をケチったらダメですよ!




めざせ、インフォプロ!!!