ごきげんよう、えぞしまです。



居酒屋のぶでの体験をもとに、
会食のメニューをひらめいた先帝。
大将やのぶには、どんな影響があるのやら。


今週も居酒屋のぶ、開店です!







今日の居酒屋のぶには、徴税請負人ゲーアノートが訪れていました。
先帝の勅令が下り、法改正がなされラガーの流通が許可されたことを告げるためです。

つまり、
これまで通りビールを出してよい、ということです。

しのぶはお礼を言いますが、
バッケスホーフは地位を悪用して私腹を肥やしていただけのこと、
そして、徴税請負人としてなすべきことをしたまで、とゲーアノートは返します。

無事ご禁制が解かれた生ビールを飲みながら、ゲーアノートは考えます。
このラガーの命令といい、すべての人が居酒屋のぶをかばうような動きをしていました。
いったいなぜ?と怪しむゲーアノート。

しのぶからは、「なんでもお出しします!」と言われたため、
すかさずナポリタンを注文するゲーアノート。
ナポリタンなんて普段お店で出していないので、
エーファは頭の上に「?」が飛んでいます。

大将は注文を受けますが、
「しのぶちゃん、俺の晩酌用のベーコン、あとで何に使ったか教えてね…?」
と大将は静かに言います。

ああ、
大将って静かに怒る人なのね…。
しのぶ、タジタジです。


大将がパスタを茹でている間に、
「最近大きな会議がアイテーリアで行われた」という話題になります。

その会議は、北方三領邦との会談。
北方三領邦については、ゲーアノートが小アジの南蛮漬けを食べながら教えてくれました。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会



北方三領邦とは、
アイテーリアの北部に位置する三領土のこと。
デンマークに相当します。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会


そこの人々は、前々から帝国に不満を持っているのでした。
独立のためなら戦争もやむなしという、
少々きな臭い機運すら高まっているのです。

今回の議題は、帝国との協定の見直し。
しかし、そう簡単に話がまとまるはずもありません。
話はもつれ、会食の時間になってしまいました。

会食と聞いて、どんなお料理が出るのか気になるしのぶとエーファ。
ゲーアノートはあきれながらも、話を続けます。


会食では豪華な料理でもてなすのが一般的なのですが、
今回の料理は一味違いました。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

パン、塩漬けの魚、ザワークラウトにソーセージ、じゃがいも…。
いわゆる、どこでも食べられるものがテーブルに並んだのです。

先日、居酒屋のぶで食事をして、
なにかひらめいていた先帝。
その結果が、この食事だったのですね~。

どこでも食べられるようなものが並ぶなんて、
北方三領邦の代表団は不満に感じるのでは?と思われましたが…。


先帝はパンにソーセージを挟んで、
そのままパクリ。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

見ていた人たちはびっくり!

実は、
北方三領邦の人たちは手で食べる習慣があるのです。

平たいパンをお皿の代わりにして、その上に食材をのせて食べるのです。
戦場で生きてきた、彼らの知恵。
北方三領邦の人たちをもてなすために、
北方三領邦の流儀に敬意を表し、それを取り入れた会食にしたのです。

それを見た代表団の態度は、いくらか和やかになりました。

それで議題のほうもうまくすすめばいいのですが、
さすがにそこまで単純じゃありません。
北方三領邦の協定継続のために提案してきた条件は、
アイテーリアにとっては厳しいものばかり。
やすやす飲み込めるものではありません。


さて、
先帝はどうしたか?

エーファは
「お祈りをしたッ!」と答えましたが、
祈りでは解決できないことを扱うのが政治です(笑)


実は、
先帝はメインディッシュとして、
子牛の丸焼きを用意していました。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

子牛の丸焼きは、
めったに手に入らないご馳走です。

北方の古い伝統に、
立場の上のものが子牛を切り分けふるまうという儀式があるのです。
子牛を用意したのは、その風習に則ったもの。

会食の場はざわめきます。
帝国に従うか、どうするか。
肉料理を出すことで、暗に示したのです。


唐突に、その肉の運び手がしのぶとエーファに似ていた、と言い出すゲーアノート。
ここからの回想は、しのぶたちが登場します(笑)


珍しい子牛の肉料理。
運び手が大事に運びます。


しかし、

肉を運ぶカートが何かに引っ掛かり…


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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会


珍しい子牛の丸焼きが台無しに!
どうしよう、せっかくのご馳走なのに…。


しかし、先帝は慌てませんでした。
代わりの子牛を用意していたのです。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

それがなんと、
最初に出した子牛より大きい!!!!!



なんか、
第22話で聞いたことあるようなエピソードですが…。


何はともあれ、
先帝は帝国の財政力を、
嫌味なくアピールしたのです。

代表団は恐れおののき、
要求をすっかり取り下げてしまいました。


肉を切り分けるのは、もちろん先帝です。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

ゲーアノートが女子二人にマウンティングしている間に、
ナポリタンができました!

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

タバスコと粉チーズも欠かせません!

一口食べると…
この前食べたのと、さらに一味違う!!!!

大将は、
ナポリタンの最後の仕上げにバターを入れるんだそうです。

野菜やベーコンの旨味、バターのコク。
すべてが一体化していきます。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会

口の周りを真っ赤にして夢中で食べているゲーアノートに、
エーファはそっとハンカチを差し出します。

口をぬぐったハンカチをふと見てみると…

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会


こ、この紋章!!!!!!!!!


この紋章が使えるのは、たった一人。
あのお方しかいない。


ゲーアノートは、
エーファが先帝と血のつながりのある姫君だと勘違いしてしましました。


そうなれば、
居酒屋のぶがやたら守られるのも納得です。
ゲーアノートの中で、パズルのピースがはまっていく…
(ぜんぶ勘違い)


ゲーアノートが店を出るとき、
しのぶは改めてお礼を言います。

しかし、ゲーアノートにとっては、
居酒屋のぶの秘密を知ってしまったため、
口封じをさせられているような気になったのでした。






今日ののぶプラスは、
きじまりゅうたさんがナポリタンのアレンジ料理を紹介してくれます!!


なんと、ナポリタンでそばめしを作ります。

まず、ナポリタンはキッチンばさみでチョキチョキ。
ご飯と混ざりやすい長さに切ってしまいます。
この時、野菜も一緒に切ってしまいましょう。

フライパンで炒めるときは、ナポリタンを先に入れるのがポイント。
ご飯は炒めすぎるとねばりが出てしまいます。
最後に大将のマネをしてバターを入れ、
さっと炒めて、皿に盛ります。

卵を溶いて、フライパンに流し込みます。
トロトロの状態で、そばめしにのせましょう。
あとはケチャップをかけて、粉チーズもトッピング。

ゲーアノートも満足する、
ナポリタンのそばめしになりました。

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©蝉川夏哉・宝島社/古都アイテーリア市参事会