ごきげんよう、えぞしまです。



新潮文庫の100冊2018から、
一冊読み終わりましたのでご紹介。

ルソーの絵が印象的なジャケット。

実は、このルソーがこの作品の鍵。



ルソーによく似た絵画の真贋を判定するため、二人の研究者が戦います。

一人はMoma(ニューヨーク近代美術館)のキュレーター、ティム・ブラウン。
もう一人は、ルソー研究者として業績のある早川織絵。


この知的なバトルは、極秘で行われます。


調査の最中に、少しずつ明かされる謎。
しかし、新たに深まる謎。

戦いは美術館のように静謐に、
しかしものすごい熱量でもって進められていくのです。

明らかに冷静。
だけど、作品への情熱がすごい。


二人がルソーの絵画に真摯に向き合い、謎に引き込まれていくのと同じように、
読んでいる私も、ぐいぐいっと引き込まれてしまう。

一緒に謎の渦に飲み込まれていく感覚です。


あくまで、アートの真贋を判定する、という地味なテーマなんですが、
非常にスリリングな展開になっています。



私もアートに詳しいわけじゃないんですが…。
一緒にルソーの絵画の謎に巻き込まれてしまいました。


あ、人が殺されたり暴力を振るったりする話ではないので。
そういうのが苦手な人でも、安心してハラハラできる作品です。



〜どうでもいいですよ〜

ティムが出勤前、
シナモンドーナツとコーヒーをスタンドで買って食べるシーンが羨ましかったです。
アメリカっぽい〜!
ドーナツくいてえ〜!!!