ごきげんよう、お金の話が好きなえぞしまです。




インベスターZ(2)
三田紀房
コルク
2013-12-20



先日大人買いした『インベスターZ』、
第2巻も非常に勉強になりました。

感想をさくっとまとめます。




株は法則でやれ!

初めて買ったゲーキチ株が上がった財前に、
神代は利食い損切りを教えます。


会社を応援したいとか、頑張ってほしいとか、
そういうのは一切いらない。
見るのは数字だけ。


株をやるときは、一切の感情を捨てる!
自分を信じてはいけない、と諭します。


例えば、10%上がったら売る、5%下がったら売る、というように、
ラインをある程度決めて売買する。
自分の気持ちを捨てて、数字だけを見るためです。

投資部の部員たちも、報告は聞くけど議論はしません。
議論によって、自分の拘りを生み出してしまうからです。
自分の拘りではなく、ルールに基づいて運用しているからです。


もう少し待っていたら上がるかも…
しばらくしたら値段が回復するはず…

欲や拘りが出たら、株の世界ではおしまいなのです。



いい投資家の条件って何だ?

一気に下がり始めたゲーキチ株。
焦った財前はぜ~んぶ売ってしまいました。
先輩に従って売っておけば、もっと利益がでたはずなのに…。

しかし怒られるかと思いきや、先輩たちは冷静。
財前が(無意識ですが)損切りをしたからです。

そして、損切りの重要性について説明されます。


人間は、「損をし始めたとき」よりも「より酷くなるとき」のほうが苦痛が少ない。
なので、株価がどんどん下がっているのに(苦痛が鈍って)保有し続けてしまうのです。

さっさと売って、別の株を買いなおせばいいのに、
頭がフリーズして塩漬けにしてしまうようでは、いい投資家になれません。


お金もかけた、時間もかけた。
いろんな人に迷惑かけた。手伝ってもらった。
もう、後には引けない。
株に限らず、損切ができない人っていますよね。

有名どころだと、旧日本軍でしょうか(笑)
さっさと降伏して次のステップに行けばいいものを、
「最後まで頑張ろう!」とか言って損切りできなかったのです。

損切りは失敗ではありません。
次の成功のためのチャンスです。

もっと早く復興に着手できていれば、日本の未来は変わっていたかもしれません。
投資家だったら失格ですね!

しかし、こんなこと言っても仕方ありません。
過去は忘れる!
これも投資家であることの条件です。




投資は勉強できない

ゲーキチ株で何とか利益を出した財前。
次はドカンと儲けるぞと意気込みます。

そんな財前を、「目が濁ってしまった」と指摘する財前。
一度利益を手にしたら、もう欲が出てしまいます。
こうなったら、投資について勉強するしかない。


特に、「株の出口」について勉強するように言われます。
つまり、買った株をいつ売るか。


株を買うときは、どの株を買うか真剣に悩みます。
買ったら、一安心。買っただけで満足してしまいます。

それは大きな間違い。
本当は、「いつ売るか?」のほうが重要なのです。
これも、株に限らない話です。


その話を聞いた財前は、過去のデータをまとめ資料を作ります。
朝早く神代に見てもらいますが、神代は失笑。
徹夜で作った資料を、ごみ箱に丸めて捨ててしまいます。

そして、「投資は勉強できない」と言い放ちます。

「勉強しろ」と言ったり、「勉強しても意味がない」と言ったり。
言っていることがめちゃくちゃで、さすがに財前も文句を言います。
が、その矛盾を解き明かすまで部室に出入り禁止を言い渡される始末。

わけもわからず、家で悩む財前。
夕飯でマヨネーズを使ったときに、ひらめきます。


財前が気づいた真実。
それが何だったのかは、本編を読んでみてね。(いじわる)




○○しない投資をすればいい

神代はテニスの壁打ちを日課にしています。
壁打ちしかしていませんが、テニス部の部員と戦って勝ってしまいます。

神代は、何か特別なテニスの必殺技を使っているわけではありません。
(別の漫画になってしまう)
ただひたすら、ミスをしないテニスをしただけ。
ミスに動揺せず、平常心で打ち返していただけ。

投資も同じです。
ミスをしない投資をすればいい。

それが神代のスタンスでした。

言うのは簡単ですが、実行するのは神代じゃないと難しそうですな。




株はボロ株を見ろ!

「いい株が見つからない」という財前に、神代からの檄が飛びます。
いい株を買っても、絶対もうからない。ボロ株を見ろと言います。

いい株を誰しも買おうとしますが、それは金を掘りに行くのと同じこと。
ゴールドラッシュの一報を誰よりも早く聞きつけ、
スコップを担いで金を掘りに行くなんて、バカ行為です。


ゴールドラッシュで一番儲けた人は誰か。


それは、スコップを売った人。
宿屋や飲食店を始めた人。
人員や荷物を運ぶための、鉄道を敷いた人。

人にくっついて歩いているようじゃダメなのです。
ブームに乗っかって、うまく利用して儲ける。
少し頭を使った人が儲け、金を掘った人は金持ちにはなれなかったのです。


投資とは、荒野を宝の山に変えること。
宝の山に群がっていたら、ダメってことです。



まとめ

初めての投資で、新しい世界に一歩を踏み出した財前。
そこはシビアで冷徹な世界が広がっていました。

その他大勢になるな、見方を変え未来を予測して生きろ…。

厳しい言葉です。



ところで、藤田家のご令嬢、美雪が登場しましたね。
「親方、部室に女の子が!!!!!」みたいな感じで良かったです。
財前は男子校だから、女子が部室にいるなんてびっくりしたでしょうね。

人差し指より薬指が長い男性は成功する…って言ってましたが、
えぞしまはどうやら成功する男性みたいですね(爆
もしかして、男子だったら成功してた??????よくわからんけど。