ごきげんよう、元図書館員えぞしまです。



いきなりですが、
検索技術者検定ってご存知ですか???


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検索技術者検定(一般社団法人情報科学技術協会)
http://www.infosta.or.jp/examination/


一般社団法人情報科学技術協会が実施している検定です。
もともとは、情報検索基礎能力試験と情報検索応用能力試験に分かれていたのですが、
検索技術者検定に統合、基礎は3級へ、応用は1級と2級に変更しました。


この検定は、企業、大学、組織等において、研究開発やマーケティング、企画等のビジネスで必要とされる信頼性の高い情報を入手して活用できる専門家を育成することを目的としています。

なので、情報検索に関する基本的なスキルのほか、調査への支援、利用者教育、さらにはマネジメントまで、幅広い分野のスキルが問われる試験なんです。


おそらく、この検定を受けているのは多くが図書館員。
企業の知財の管理をしている人や、研究に携わる人なんかも受けていると思います。


そのせいか、3級の合格率は常に80%超え。
業界人ばっかり受けてるからこの数字なんじゃないか?と思います。
一般の人が受験して、80%の難易度と感じるかはわかりません…。
ちなみに2級になると50%を切ります。
1級は年によってまちまち。




実はえぞしまも3級を持ってまして、
どうせなら2級も取ろうかな~と考えているんですが、
この資格、何だか検定としてのクオリティが心配になってくる検定なんですよね。

図書館員のスキルアップには手ごろなんですが…。
1級の合格率が年によってまちまち、というのが検定としてそれでいいのか?とも思いますし。



何と言っても、
テキストが不安なんですよ!!!

検定を受けるにあたって必要なのがテキスト。
これはなんとご親切に、実施者である
情報科学技術協会が作っています。




情報検索の知識と技術: 応用編 ―検索技術者検定2級対応テキスト
時実象一、小野寺夏生、都築泉(編著)   小河邦雄・新保史生・村井麻衣子(著)
一般社団法人情報科学技術協会
2015


ほかのメジャーな検定だと、テキストも豊富でいろんな出版社から出ていますが、
検索技術者検定に関してはこれしかない。
泣いても笑ってもこれで勉強するのです。

ところがこのテキストが評判悪い!
誤字脱字のオンパレード。
個人的には文章も不親切でわかりにくいと感じます。


サーチャーを目指しているわけだから、調べながら勉強しろということなのでしょうか。
情報科学技術協会のHPに載っている過去問のほうが信頼性高い…。

過去問の問題解説は、情報科学技術協会が発行している『情報の科学と技術』という雑誌に掲載されます。

情報の科学と技術(J-STAGE)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jkg/-char/ja

まあ一部認証ありなんですけどね!(オープンアクセスじゃないのかよ)



ちなみに、協会主催の対策セミナーというのもあります。
えぞしまは行ったことないですが…。
東京と大阪で開催されるので、行けそうな方は参加してみるのも手です。




<まとめ>

3級は「テキストと過去問を解く」という勉強の仕方で取れると思います。
セミナーは行かなくても余裕で取れる。
マークシートですしね。


しかし2級に関しては、
テキストと過去問だけでは足りないように思います。

なんというか、2級の場合はテキストに情報が収まりきっていないので、
「不親切な説明だな~」と感じたら自分で調べてノートを作りながら勉強したほうが良いと思います。
2級に関しては、セミナーに行くのもひとつの手です。




3級は簡単すぎて(業界人ばっかりとはいえ80%越えですし)、入門としてはいいのだけれどあまり価値はないです。
1級は逆に検定としてのクオリティがグラグラなので、受けるのをためらってしまうんですよね。
取ったらすごいし価値があるのだけれど、検定としてこれどうなんだ?という。



どうせとるなら2級は取ったほうがよいと思います

サーチャーの会にも入れますし。


サーチャーの会
http://www.searcher.gr.jp/searcher/



受験をお考えの方はご参考までに。




【追記 2018/9/8】

2018年9月、検索技術者検定の2級テキストが新しくなりました!
そのことについて記事を書きましたので、よかったら読んでくださいな。


【検索技術者検定2級】公式テキストがリニューアル!旧テキスト持ってるけど買ったほうがいいの?