ごきげんよう、えぞしまです。


今回は、こちらをご紹介。

お嬢さまの送る手紙とは? ファッション、食生活は? 気品ある生活行為を語って圧倒的な支持を受けた本書。刊行後5年を経て情報が古くなったため、いったん絶版としましたが、読者からの熱烈なリクエストを受けて改訂発行いたします。情報を更新しただけでなく、全面的に加筆し、著者の思索の深まりを反映させるとともに装丁も一新しました。


著者の加藤ゑみ子さんは、女性向けの自己啓発本を多数執筆されています。
こちらはその内のひとつ。

『お嬢様ことば速習講座』の姉妹編でもあります。


とにかく、
お嬢様のことを知りたければ加藤ゑみ子に聞け!
ということです。


お嬢様生活って、

いつも可愛い(もちろんハイブランド)ワンピース?
いつも高級なレストランでお食事?
家事はメイドさんに、送り迎えは運転手さんに?
とってもワガママでプライド高い???


いえいえ。
そんなことございません。

そんな漫画に出てくるようなお嬢様は、
ただのお金持ちです。


本当のお嬢様は、
こちらの頭が自然と下がるほど気を使い、
日々折り目正しく過ごしているのです。


例えば服装。
ファッショナブルな服をいつも来ている人は、単なる業界人。
お嬢様は案外、地味でシンプルなんです。


これにはワケがあって、
地味でシンプルな服は流行に左右されないから長く着ることができる。
色もベーシックなものを選べば、自分が歳を取っても問題ない。

だから、馴染みのテイラーで好みの服を仕立ててもらい、それを長年着こなすことができるのです。
取っ替え引っ替え安い服を買うより、こちらの方がよっぽど経済的。何より服に振り回されずに済みます。

靴や小物も同じで、手入れや修理を依頼できるお店でしか買いません。
馴染みの店ですから、靴が合わなくて痛い…なんてこととも無縁です。


あまりカジュアルすぎるアイテムは持たない、といったところにストイックさが感じられます。
そう、この本に出てくるお嬢様って、ストイックなんです。



家政の腕も見逃せません。
なんといっても刺繍が嗜み。
洗濯はプロ並みの知識、洗剤も専用のものを取り揃え、アイロンがけも玄人はだし。

お料理もできます。
といってもお料理教室のような豪勢なものばかりではなく、和食やフランス風・イタリア風のお惣菜のような家庭的なもの。
中華やインド料理は食べません(この理由は本書を読んでみてください)。

したがって、普段外食しません。
基本的に家で食べています。
しかし、何かとお付き合いがあるので高級レストランや料亭は知っています。
それも馴染みのお店があるというだけで、グルメなのではなく食べ歩きもしない。

確かに、昔の下町の奥さんは料理なんかしなかったと聞いたことがある。
お仕事持ってて忙しいからかもしれません。
だから昔ながらの下町の商店街には、お惣菜屋さんが必ずあるんですね。



生活スタイルのことだけではありません。
お嬢様って、すごく丁寧なんです。

いただき物があれば、すかさずお手紙を送る(メールや電話じゃないところがポイント)。
使ったバッグや靴は、毎回軽く磨いてからしまう。
普段使っているタオルにはイニシャルの刺繍をする。


そして、お嬢様は自分をよく見せようなんて思っていません。自分のことを特別なんて思っていないんです。
それは卑屈ということではなく、お嬢様は物怖じしないんです。
おっとりしている、と言えばそうなのかもしれないけれど、いつも冷静で誰に対しても気配りが上手。


お嬢様の生き方で得られるものは、丁寧で優雅な生活だけではありません。
馴染みのお店(専門知識を持ったプロ集団!)、祖父母の代からの知り合い、お嬢様が愛しお嬢様を大切にしてくれる人の輪。
お嬢様のお家にあるのは、お金や土地なんかではなくそういった絆のようなものなんです。
ダイヤよりずっと価値のある宝物です。


私がこの本を読むと「普段のだらしない生活を少しは改めよう」と思うだけではなく、
人との輪を大事にしよう、とも感じるのです。